むずむず病になりやすい人ってどんな人?若年者もかかる怖い病気

むずむず病になりやすい人ってどんな人?若年者もかかる怖い病気

みなさんは「むずむず脚症候群」という病気があることをご存知ですか?
そんな病気初めて聞いたという人も多いと思います。
むずむず脚症候群とは正式名称を「下肢静止不能症候群」といい、脚の奥の方に気持ちの悪い感覚が現れてなかなか寝付けなかったり、脚に変な感じが現れては少し脚を動かすと消えたり、デスクワークや飛行機、電車内、映画館などで長い時間じっとしていなければならない時にむずむずして脚を動かさざるを得なくなったりする症状が出る病気です。
このような症状が長く続くと不眠症におちいり、日中の眠気や疲労感、あるいは集中力が極端に低下することによって日常生活に大きな支障をきたすとされています。
では、むずむず脚症候群はどのような人がかかりやすい病気なのでしょうか。ここでは、その原因と対策について簡単にお話ししていきたいと思います。

 

むずむず病になりやすい人とは?

一般的にむずむず脚症候群になりやすいのは妊婦さんだと言われています。
2003年に妊婦さん16,000人を対象にとったアンケートでは、なんと「妊婦さんの20%がむずむず脚症候群を経験した」という結果がでています。
男女前世代におけるむずむず脚症候群の発症率が5%ですから、妊婦がいかにこの病気に対するリスクが高いかが分かると思います。
ではなぜ妊婦さんがむずむず脚症候群になりやすいのでしょうか。
それはむずむず脚症候群の原因と深い関係があります。
むずむず脚症候群は主に鉄分の不足とせきずいの圧迫によって引き起こされると言われています。
妊娠中、とくに妊娠中期の安定期に差し掛かると胎児の体内で製造される赤血球の量が増えるために、お母さんから胎児の方へ移動する鉄分の量も増えます。
すると鉄分不足に陥るために妊婦さんはむずむず脚症候群を発症しやすいのです。
また妊婦さんはせきずいの圧迫という点でもその条件を満たしてしまいやすいのです。
というのも、妊娠中期以降、胎児が成長するにつれて腰回りにかかる負担は増大し、せきずいが圧迫されるようになります。
またそれだけでなく妊婦は家での家事などで腰を曲げたり負担をかけることが多く、またこれもせきずいに負担を与える原因となるのです。

 

しかし、日本人の2〜5%、数にすると日本で130万人が患っていると言われるむずむず脚症候群。
もちろん妊婦さんだけがかかるわけではありません。
最近は子供が発症する症例も非常に増えています。
しかし、症状の特殊性や低い認知度が原因で放置され睡眠障害となり、不眠症や精神疾患を引き起こしている子供が多くいるのです。
先程は述べませんでしたが、この病気は遺伝的な面が大きな病気でもあります。
妊婦さん以外では60〜70代の比較的高齢の女性に発症しやすい病気ではありますが、患者の2〜3割若年者だと言われています。
特に着目すべきは10歳前後の子供でも発症することがあり、この場合は親がむずむず脚症候群を発症した経験があることが多く、遺伝的な要素が強いと言われています。

 

しかし子供の場合は血液検査をしても、鉄分の値に特別な異常を発見することが難しかったり、大人でも説明することが難しいむずむず脚症候群の特殊な症状を十分に説明することができず、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの別の精神疾患と勘違いしていしまいがちなので注意が必要です。

 

性別の違いとしては、女性の方が比較的患者が多いとされています。
女性の方が生理現象により鉄分の消費が多いので、意識して鉄分を摂取していくことが重要です。

遺伝

鉄分不足の対策としては他にも鉄分と一緒に摂取すると吸収されやすくなるというビタミンCを多く含んでいる野菜や果物を積極的に取り入れたり、コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは鉄分の吸収を妨げるのでほどほどに控えたりすることが必要です。

 

また、野菜などに多く含まれる非ヘム鉄よりも肉や魚に含まれるヘム鉄のほうが吸収率がいいので、体重の増加には十分気を付けながら適度に肉・魚を摂取することも大切です。

 

まとめ

ここまでむずむず脚症候群になりやすい人とその対策について簡単にお話してきましたが、いかがでしたか?
正しい対策を心掛けてその発症を予防しましょう。
また、もしむずむず脚症候群になってしまったら、早めにお医者さんを受信することも大切ですよ!